ねじの呼びとは?
ねじの呼びとは、ねじのサイズを表す一種の記号です。
ねじの種類や大きさを一目で判断できるように、規格化された呼び方です。
一般的に、ねじの呼びにはねじの種類と寸法が含まれています。
ねじの呼びの構成
- ねじの種類: メートルねじ(M)、ウィットワースねじ(W)、UNC(ユニファイねじ)など
- 寸法: ねじの直径(呼び径)やピッチ(ねじ山の間隔)
例
- M6: メートルねじで、呼び径が6mmのネジ
- M8×1.25: メートルねじで、呼び径が8mm、ピッチが1.25mmのネジ
- UNC1/4-20: ユニファイねじで、呼び径が1/4インチ、1インチあたり20山のネジ
ねじの呼び方と意味
記号 | 意味 |
---|---|
M | メートルねじ (Metric) |
W | ウィットワースねじ (Whitworth) |
UNC | ユニファイねじ (Unified Coarse Thread) |
UNF | ユニファイねじ (Unified Fine Thread) |
BSW | ブリティッシュ標準ねじ (British Standard Whitworth) |
BSF | ブリティッシュ標準ねじ (British Standard Fine) |
- M, W, UNC, UNF: これらはねじの種類を表し、
それぞれ異なるねじ山形状を持っています。 - 数字: ねじの呼び径を表します。
- ×の後の数字: ピッチを表します。
なぜねじの呼びが必要なのか?
- 統一規格: 様々な種類のねじが流通する中で、呼び方を統一することで、誤ったねじを選んでしまうことを防ぎます。
- 効率的な管理: ねじの在庫管理や発注が容易になります。
- 設計の簡略化: 設計図面などに、ねじの呼びを記載することで、詳細な寸法を記載する必要がなくなり、図面が簡潔になります。