原油からナフサが精製されるまでの工程は、巨大な蒸留塔の中で
「沸点の違い」を利用して分ける非常にダイナミックなプロセスです。
大まかな流れをステップごとに解説します。
1. 原油の加熱
まず、サウジアラビアなどから運ばれてきた原油を加熱炉に入れ、約350℃まで一気に加熱します。
原油は液体と蒸気が混ざった状態で「常圧蒸留塔(じょうあつじゅうりゅうとう)」へと送り込まれます。
2. 蒸留塔での分離(分留)
高さ50メートル以上ある蒸留塔の中では、温度の違いを利用して成分を仕分けます。
成分によって「液体に戻る温度(沸点)」が異なるため、塔の上に行くほど温度が低くなる仕組みを利用します。
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塔の頂上(最も低温): 石油ガス(LPガスなど)
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上部: ナフサ(粗製ガソリン)
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中部: 灯油・軽油
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下部(最も高温): 重油・アスファルト
このとき、およそ35℃〜180℃の範囲で抽出される液体がナフサの元になります。
3. 脱硫(不純物の除去)
蒸留塔から取り出されたばかりのナフサには、硫黄分などの不純物が含まれています。
これをそのまま使うと機械を腐食させたり、環境汚染の原因になったりするため、
水素と反応させて硫黄を取り除く「脱硫装置」に通します。
4. 用途別の仕分け
精製されたナフサは、主に2つのルートに分かれます。
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軽質ナフサ: 主に化学工場の原料(エチレンプラントなど)へ。プラスチックや合成ゴムの原料になります。
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重質ナフサ: ガソリンの原料や、芳香族化合物(ベンゼン、トルエンなど)の原料になります。
豆知識:ナフサの重要性
ナフサは「石油化学のコメ」とも呼ばれます。
私たちが普段目にするポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、エンジニアリングプラスチックなどの多くは、
このナフサをさらに「分解・重合」させることで作られています。
原油価格や世界情勢によってナフサの価格が変動すると、巡り巡ってあらゆるプラスチック製品のコストに影響を与えるのはこのためです。
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