EU 包装規制(PPWR)で何が変わる?
近年、環境問題への関心の高まりから、世界各国でプラスチック包装に
関する規制が強化されています。
その中でも特に注目されているのが、EU(州連合)の
「PPWR(Packaging and PackagingWaste Regulation)」です。
PPWR は、EU 全域で適用される「包装および包装廃棄物規則」であり、
包装廃棄物の削減やリサイクル促進を目的としています。
特に問題視されているのが、使い捨てプラスチックの増加や過剰包装です。
今後は、
・包装を減らす
・再利用しやすくする
・リサイクルしやすくする
という方向へ大きく変わっていきます。
特に大きなポイントのひとつが、「リサイクル適性」です。
異素材を複雑に組み合わせた包装や、分別しにくい構造は、
今後使用が難しくなる可能性があります。
そのため、PE 単体、PP 単体などの単一素材化への流れが強まっています。
また、「必要以上に大きい箱」や「装飾目的だけの包装」など、過剰包装への規制も
強化されます。
輸送効率や資材削減の観点からも、シンプルな包装設計が求められる時代になっています。
さらに、一部の包装材では再生プラスチックの使用割合が
求められる方向で議論が進んでいます。
今後は、再生材を使っているか、環境対応を説明できるかも重要になってきます。
日本企業でも、EU 向け輸出や海外企業との取引がある場合は無関係ではありません。
実際に、包装材の材質確認や DoC(適合宣言書)の提出を求められるケースも増えています。
これからは単に製品を作るだけではなく、
「どんな素材を使っているか」「リサイクルしやすいか」を説明できることが重要になります。
環境規制は難しく感じられますが、今後のモノづくりの方向性として
注目していきたいテーマです。
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