ウレタンフォームとは?
ウレタンフォームは、ポリオールとポリイソシアネートを原料として、発泡剤、整泡剤、触媒などを撹拌混合して、
泡化反応と樹脂化反応を同時に行わせて得られる、均一なプラスチック発泡体です。
正式名称はポリウレタンフォームと呼ばれ、一般的にはポリを省略してウレタンフォームとも呼ばれています。
ウレタンフォームは、優れた断熱性、クッション性、軽量性などの特徴を持ち、様々な用途で使用されています。
ウレタンフォームの種類
ウレタンフォームは、密度や硬さによって大きく2種類に分類されます。
- 軟質ウレタンフォーム: 密度が低く、柔らかいウレタンフォームです。クッション材や家具の詰め物などに使用されます。
- 硬質ウレタンフォーム: 密度が高く、硬いウレタンフォームです。断熱材や構造材などに使用されます。
原料や製造方法によって、様々な種類があります。
- ポリエステル系ウレタンフォーム: 耐久性と耐水性に優れています。
- ポリエーテル系ウレタンフォーム: 柔軟性と弾力性に優れています。
- MDI系ウレタンフォーム: 高い強度と剛性を持つため、構造材として使用できます。
- TDI系ウレタンフォーム: 低温特性に優れています。
ウレタンフォームの特徴
- 優れた断熱性: 空気層を含む構造のため、熱伝導率が低く、断熱材として優れています。
- クッション性: 柔軟性と弾力性に優れているため、クッション材として優れています。
- 軽量性: 発泡体のため、軽量な素材です。
- 加工性: 切断や接着など、加工がしやすい素材です。
- 耐水性: 水に強い素材です。
- 耐薬品性: 薬品に強い素材です。
- 耐火性: 種類によっては、耐火性に優れたものもあります。