シールワッシャーとは?
シールワッシャーは、ボルトやネジの締め付け部分から液体や気体が漏れるのを防ぐために使用される部品です。金属製のワッシャーにゴムや樹脂などの弾性体(シール材)が組み込まれており、締め付けることでシール材が変形し、隙間を埋めることで漏れを防止します。
特徴
- 構造: 金属製のワッシャーにゴムなどの弾性体(パッキン)が組み込まれています。
- 機能: 締め付けることで、パッキンがボルトと接合面を密閉し、液体の侵入や漏出を防ぎます。
- 材質: パッキンの材質によって耐熱性、耐薬品性、耐油性などが異なります。
メリット
- 高いシール性: 従来の銅ワッシャーなどに比べて、より高いシール性を発揮します。
- 取付の容易さ: ボルトと同時に締め付けるだけで簡単に取り付けられます。
- 繰り返し使用可能: 多くの場合、繰り返し使用することができます。※再利用の可否は確認する必要があります。
デメリット
- コスト: 他のワッシャーに比べてやや高価な場合があります。
- 温度変化の影響: 温度変化によってパッキンの性能が変化することがあります。
シールワッシャーの用途
シールワッシャーは、その高い気密性から、様々な分野で利用されています。
- 自動車: エンジンやトランスミッションなど、液体が漏れるとトラブルの原因となる箇所に使用されます。
- 産業機械: 油圧機器や空圧機器など、液体を扱う機械の継ぎ目部分に使用されます。
- 電子機器: 防水・防塵が必要な電子機器の内部に使用されます。
シールワッシャーを選ぶ際のポイント
- 使用する液体の種類: 油、水、薬品など、使用する液体の種類によって適切なシール材を選びます。
- 使用温度: 高温または低温環境下で使用する場合は、耐熱性や耐寒性の高いシール材を選びます。
- 圧力: 高圧下で使用する場合には、耐圧性の高いシールワッシャーを選びます。
まとめ
シールワッシャーは、液体の漏れを防止する上で非常に重要な部品です。その高い気密性と汎用性から、様々な分野で利用されています。製品を選ぶ際には、使用する環境や液体の種類などを考慮し、適切な製品を選ぶことが重要です。
弊社はシールワッシャーに限らず様々なシール製品を取り扱う会社です。
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