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近年、企業や組織を問わず、「ランサムウェア」によるサイバー攻撃の被害が深刻化しています。これは、デジタル時代における一種の「人質事件」とも言える非常に悪質な不正プログラムです。

ランサムウェア(Ransom: 身代金 + Software: ソフトウェア)とは、コンピューターやネットワークに侵入し、保存されているデータやシステムを勝手に暗号化して使用不能にした上で、その復旧と引き換えに金銭(身代金)を要求してくるマルウェア(不正プログラム)です。

 

 なぜランサムウェアは危険なのか

 

単にファイルを暗号化するだけでなく、最近のランサムウェア攻撃は手口が巧妙化し、より大きな被害をもたらすようになっています。

  1. データの暗号化と業務停止 重要なファイルやシステムが使用できなくなり、業務が完全にストップする可能性があります。工場や病院など、社会インフラに近い分野でも被害が報告されており、その影響は甚大です。
  2. 二重脅迫による情報漏洩 暗号化に加えて、機密情報や個人情報を盗み出し(窃取し)、「身代金を支払わなければデータをインターネット上に公開する」と脅迫する**「二重脅迫(ダブルエクストーション)」**が主流になっています。これにより、情報漏洩による信頼失墜や損害賠償リスクも発生します。

 

主な感染経路

 

ランサムウェアは、特定の企業を狙う「標的型攻撃」の手法をとることが増えています。主な侵入経路としては以下のようなものが挙げられます。

  • VPN機器やリモートデスクトップの脆弱性:テレワークの普及に伴い利用が増えたこれらの機器・システムのセキュリティホール(脆弱性)を突かれるケースが非常に多く報告されています。
  • 不審なメール(フィッシングメール):巧妙に偽装されたメールに添付されたファイルを開いたり、記載されたURLをクリックしたりすることで感染します。
  • 改ざんされたWebサイトの閲覧:悪意のある広告などを介して、Webサイトを閲覧するだけでマルウェアをダウンロードさせられる場合があります。

 

 いますぐ取るべき対策

 

ランサムウェアの被害を未然に防ぎ、万が一感染した場合の被害を最小限に抑えるためには、「感染させない備え」と「被害を広げない対策」の両方が不可欠です。

 

1. 予防(感染させない)

 

  • OSとソフトウェアの最新化:脆弱性を解消するため、OS、アプリケーション、特にVPN機器やリモートアクセスシステムを常に最新の状態に保ち、パッチを適用しましょう。
  • 多要素認証の導入:リモートアクセスなどで多要素認証(パスワード以外の要素も組み合わせた認証)を導入し、認証情報の漏洩による不正侵入を防ぎます。
  • 不審なメールへの注意:心当たりのない送信元や不自然な日本語のメール、添付ファイルやリンクは安易に開かないよう、従業員へのセキュリティ教育を徹底しましょう。
  • セキュリティソフトの導入:アンチウイルスソフトやEDR(Endpoint Detection and Response)などのセキュリティ製品を導入・活用します。

 

2. 復旧への備え(被害を最小化する)

 

  • 定期的なバックアップ:最も重要かつ基本的な対策です。重要なデータはネットワークから隔離された場所に、定期的にオフラインバックアップを取得しましょう。これにより、身代金を支払うことなくデータを復元できる可能性が高まります。
  • 復旧手順の策定:万が一感染した場合に、誰が何をすべきか、事前に対応手順(インシデントレスポンス計画)を定めておくことで、迅速かつ冷静な復旧活動が可能になります。

ランサムウェア攻撃は、企業規模や業種を選ばず、私たち自身の「デジタル資産」を脅かす深刻な脅威です。「うちは大丈夫」という意識を捨て、基本的なセキュリティ対策を日頃から継続して行うことが、私たちの情報と財産を守るための最大の防御となります。

 

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