液状パッキンとは、一般に常温で流動性のある物質で、接合面に塗布すると、一定時間の後に乾燥または均一化し、弾性皮膜あるいは粘着性の薄層を形成するものです。
この皮膜によって、接合部の油密・水密・気密を完全にし、漏れを防止するとともに耐圧機能を持つものです。
つまり、中身の漏れを防ぐ、シール効果のある液状の物質のことです。
代表的な用途としては、以下のものがあります。
- エンジンのヘッドガスケット
- ウォーターポンプガスケット
- トランスミッションガスケット
- マニホールドガスケット
- その他、各種フランジ面のシール
液状パッキンには、様々な種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。
代表的な種類としては、以下のものがあります。
- シリコーン系: 耐熱性、耐寒性に優れ、幅広い用途に使用できます。
- フッ素系: 耐薬品性に優れ、酸やアルカリなどの腐食性流体にも使用できます。
- アクリル系: 乾燥速度が速く、作業性が高いです。
- ゴム系: 弾力性に優れ、振動や衝撃に強い。
液状パッキンは、正しく使用すれば、非常に効果的なシール材です。
用途に合った製品を選び、正しく使用することで、漏れを確実に防ぐことができます。
ご有用の際はお気軽にお問合せください。