結論から言うと、実務上・製品選びにおいては「EPT」と「EPDM」は基本的に同じもの(同義)として扱って差し支えありません。
それぞれの名称の意味や、背景にある違いは以下の通りです。
1. 名称の定義と違い
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EPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)
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国際的な標準規格(IUPACなど)における総称です。現在では技術資料や業界標準として、この「EPDM」という呼び方が主流になっています。
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EPT(Ethylene Propylene Terpolymer)
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エチレン、プロピレン、そして第3成分(ジエン)の3つの成分からなる「三元共重合体(ターポリマー)」であることを強調した呼び方です。
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三つ子(Terpolymer)の頭文字をとったもので、三元系ゴム全般を指す言葉として使われてきました。国内では三井化学の「三井EPT」などのように、メーカーの商標や独自の呼び名としても使われています。
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2. なぜ呼び方が分かれているのか?
エチレン・プロピレン系のゴムには、大きく分けて以下の種類があります。
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EPR(またはEPM):エチレンとプロピレンの2元系(二重結合を持たない)
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EPDM(またはEPT):エチレン、プロピレンに加え、加硫(架橋)をしやすくするための第3成分を加えた3元系
かつては、2元系を「EPR」、3元系を「EPT」と区別して呼ぶことも多かったのですが、現在のゴム市場では、加硫のしやすさなどのメリットから3元系(EPDM / EPT)が主流になり、呼び方も世界共通で「EPDM」に統一されていきました。
まとめ
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素材としての性質(耐候性、耐オゾン性、耐熱性、電気絶縁性など)に違いはありません。
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メーカーのブランド名や古い資料などで「EPT」と表記されていることがありますが、中身は現代の「EPDM」と同じゴムです。
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