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PFAS(ピーファス)について

 

PFAS(ピーファス)は、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称です。
フッ素炭素でできた有機化合物の一種で、撥水性・撥油性、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しないなどの特性があります。

PFASは、1万種類以上存在するとされており、代表的なものとして、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)PFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。
これらの物質は、水に溶けやすく、環境中に長期間残留するため、生物濃縮されやすいという問題があります。

PFASは、テフロン加工のフライパンや鍋、防水スプレーワックス化粧品食品包装など、様々な製品に使用されています。
近年、PFASが人体に有害であることが明らかになってきており、発がん性生殖毒性甲状腺機能障害などの健康被害を
引き起こす可能性があることが指摘されています。

日本では、2017年に水道水からPFOSとPFOAが検出されたことをきっかけに、PFASに関する規制が強化されています。2022年には、厚生労働省がPFOS及びPFOAの暫定目標値を定め、水道水中のPFOS及びPFOAの濃度が暫定目標値を超えた場合、水質改善措置を講じることになりました。
PFASは、環境汚染人体への健康被害が懸念されている物質です。
今後、PFASに関する更なる研究や規制が必要とされています。